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全日本一般缶工業団体連合会

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一般缶のエコロジー

(1)リサイクルの必要性

見出し

日本はざっと18.7億トンの資源を投入、4.5億トンのエネルギーを消費して9.5億トンの生産物を作り出し、4.1億トンの廃棄物等を出しています。
(出典:(財)クリーン・ジャパン・センター「日本のマテリアルバランス(2003)」)
この廃棄物の処分場の残余年数は、下記の通り逼迫しています。
・一般廃棄物=14.8年
(出典:環境省「一般、産業廃棄物の排出及び処理の現状(平成17年度実績)」)
もう、ゴミを捨てる場所がないのです。

2

その、ゴミの焼却時に発生するCO2(二酸化炭素)による
地球温暖化問題。

3

ダイオキシン、PCB、環境ホルモン等による長期的な環境への影響。
これらの物質は、化学物質を燃やすことにより発生しやすくなります。
そして、いずれ人間の体の中に入ってくるのです。

※ダイオキシン、PCB、環境ホルモンとは?
ダイオキシン → 発ガン性物質
PCB→ 全ての生物に入り込む有害物質
環境ホルモン → 生物のホルモンを狂わす有害物質


人間の出したごみ・廃棄物は人間に返ってくる


これらの三つの大きな問題を解決するためには、
ゴミを焼却せずに、リサイクルすることが、一番有効なのです。

さらに、複合素材のようにまったくリサイクルできない素材を、リサイクルできる素材に変えていくか、紙や、プラスチックのゴミとは、別にしていかなければなりません。

これは、せっかく集まったゴミが混じってしまい、
リサイクルできるゴミもリサイクルできなくなってしまうからなのです。

人類のこれまでの文明が、地球温暖化のような大きな環境問題を引き起こしてしまいました。
しかし、これからは人類の英知を、すばらしい地球環境のために使わなければなりません。