エコロジーレポート第4号

「やっぱり缶でなくちゃ!」

缶
困惑
「おい!この缶、どっか捨てとけ!」
使い終わったシーリング缶。まさに邪魔者扱い。


企業イメージ
「こんなのが捨てられてちゃマズイだろうが!」
見れば、シーリング缶には大きくメーカー名が・・・。


対策無し?
「もっと捨てやすい紙容器とかにしたらどうなんだ?」
「ダメですよ。2液を撹拌するんで強度が必要だし、外の放置されて濡れちゃったら紙はグジャグジャじゃないですか。やっぱり缶でなくちゃ!」
「じゃあ、どうすんだ!」


投げかけ
「スチールの缶って、放っておいても錆びて土に帰るし、再資源化も簡単だからリサイクルの優等生なんですよ」
「それにしたって、こう捨てにくちゃ話にもならないじゃん。丈夫だからかんたんには潰せないしさあ」
「簡単に潰すことができれば・・・。だけど強度も必要だし、ウーン、これは難しい・・・」


底抜き缶
要望に応える
建築現場での必需品のヘラを持って
「見ててくださいね。底にスコアが入っているでしょ。
そこに、こうヘラで切り込みいれるんですね。
もう、手で簡単に潰せるでしょ?ほら、もうペッチャンコ」


リサイクルへ
リサイクル
「おい、あの使い終わった缶どうした?」
「もう潰して積んでありますヨ」
「よっしゃ、じゃあ帰るか!」


「やっぱり缶でなくちゃ!」

その要望に応えた意味は大きい・・・。

協力/三国金属工業株式会社
全日本一般缶工業団体連合会